べっらぼーちぇ音楽院

合格者体験談

2009年度合格者体験談

東京音楽大学付属高校卒

【東京芸術大学 声楽科合格】乾 董子 さん

東京音大付属高校の三年間は私にとって宝物となりました。結果的には芸大受験を選びましたが、音高生活がなければ芸大に合格することはなかったと思います。音高という特殊な環境で、人間的にも音楽的にも三年前よりは成長出来たのでは!と思います。付属高校にはやる気さえあれば、人前で演奏するチャンスがいくらでもありました。そのような機会を経験させて頂き、だいぶ度胸もつきました!声楽の「せ」の字も知らない中学生だった私をここまで面倒見て下さった、隆典先生・佳子先生、本当にありがとうございます。芸大にはおそらくギリギリラインでの合格だったと思いますが、新たな環境で埋もれないよう、更に上を目指して頑張りますので、どうぞ暖かく、時には厳しくお見守り下さい!

芸大合格おめでとう! ついこの間、音高に入学したと思ったら、菫ちゃんももう大学生なんですね。中学3年生の夏休み前に音高を受けると決めて、あわててソルフェージュのレッスンを始めたのを懐かしく思い出されますね。これからもいつも前向きに考える姿勢を忘れず、頑張ってね!

中3の董ちゃんのレッスンを最初した時は、まるで子供のようなちっちゃな女の子でした。声も蚊が鳴いているようで、か細い頼りないものでしたが、なんと付属高校に特待生で受かってしまって、先生を非常にビックリさせました。しかし音楽的センスは抜群でしたので、それを買われたのだろうと理解していました。今高3になり声も立派になって、素敵な女性に成長してくれました。(背はあまり伸びなかったね)そして後輩達の憧れの的であった3年間、オペラでは主役、交歓演奏会出演、卒業演奏会とみんな董ちゃんを目指して「あんな風に歌いたい!」と良いお手本にもなってくれました。そして今回、見事に東京芸術大学に合格して先生も学生達も大変感心しています。芸大受験を勧めたのは他ならぬ先生自身ですが、いつまでも手元に置いておきたい反面、格言に「可愛い子には旅をさせろ」とあるように董ちゃんの場合、温室のような音大の環境より芸大で揉まれた方が、より大きく成長を遂げるだろうと期待し、涙を呑んで手放す事に決心しました。が・・・現実に受かってしまうと、自分の子供を失ってしまうような寂寥感と虚脱感で苛まれています。こんな先生の気持ちを扶植するよう、しっかり勉強して立派な歌手になってください。そして100周年オペラで一緒に出演したように(最高に嬉しかった!)、いつか同じ舞台で共演しましょう。その時が来るまで先生も頑張って歌い続けていきます。合格おめでとう!

日本女子大学附属中学校卒

【東京音楽大学付属高校 声楽科合格】奥田 彩也夏 さん

私が秋山先生にお世話になりはじめたのは受験まで一年を切った6月でした。それまで声楽をやってはいたものの、完全に自己流で、腹式呼吸や正しいフォームなど、曖昧な理解で終わってしまっていました。しかし、秋山先生がひとつひとつ丁寧にレッスンしてくださったことで、少しずつですが、正しい知識が身に付いてきたように思います。聴音や楽典は初めての経験だったので、受験に間に合うのか、など不安でいっぱいでしたが、受験前には、自信をもって臨めるほどになることができました。 受験まで、いろいろな不安が募っていきましたが、それと同時に、歌が好きという気持ちもそれまでより強く私の中に息づくようになっていました。 受験当日は程よい緊張感のなかで、楽しんで、気持ちよく歌いきることができ、充実感でいっぱいでした。これからも、歌が好きという気持ちを大切に頑張ります!! 先生、本当にありがとうございました!!

受験の準備期間としては決して十分な期間ではなかったですが、ワンレッスンごとに確実に成果をあげてきました。 冬期講習ではソルフェージュはAランクのクラスに入ることが出来ましたね。自身の能力もとても高いものを持っていたと思いますが、これからもどんどん磨いていってくださいね。

レッスンを始めた当初は、まだヒヨヒヨのいわゆる『歌のおねえさん』的な歌い方で、身体全体で発声する事をしていませんでしたが、 将来ミュージカル歌手を目指したいと言うだけのことはあり、歌に対する感性は素晴らしいものがありました。 そしてレッスンを重ねていくうちに、その感性に助けられメキメキ上達して行きましたね。 また、彼女は感性だけでなく、相当の根性の持ち主です。茨城県の自宅から神奈川県にある小中高大一貫の私立中学に通いながら、東京の教室に毎週レッスンに通い、そのまま大学まで上がれる名門の学校を辞めてまで、東京音大の付属高校に受験しました。付属高校ではしっかりと喉に頼らない発声を身に付け、オペラの授業などでは、身体表現を勉強して、自分の夢に一歩一歩と近づいて行きましょう。

東京音楽大学付属高校

【東京音楽大学付属高校 音楽総合コース合格】土屋 あかり さん

私が音高受験を決めたのは、中学3年生の夏休みが明けてから少したった9月頃でした。まさか自分が音高を受けるなんて夢にも思っていなく、声楽も楽典もソルフェージュも全くゼロの状態から受験に向けての特訓が始まりました。音楽経験もないし、試験までの時間も短く最初はほぼ諦めムードでした。先生方にもたくさん迷惑をかけてしまい、本当に大丈夫なのかと毎日不安でした。しかし日に日に音高に入りたいという想いは強くなり、どんなに辛い時でも頑張ることができました。 一つの目標に向かって、ただがむしゃらに進んできたこの日々は私の人生にとっての大きな財産になったと思います。 受験日当日はすごく緊張しましたが、落ち着いて自分のベストを出してこようと心に言い聞かせました。 多少ミスをしてしまったんですが、最後まで諦めずに挑みました。 結果、私は見事に合格することができたのです。最初は信じられませんでしたがもう嬉しくて嬉しくて、今まで頑張ってきて本当に良かったと思いました! 私がここまで来ることができたのも佳子先生と隆典先生の温かいご指導のおかげです。言葉ではいい表せないぐらい感謝の気持ちで一杯です。 本当にありがとうございました!しかし私の道はまだ一歩を踏み出したばかりです。これから、他の人以上に努力をしていかなければいけませんが、どんな時も自分を信じる気持ちを忘れないでいきたいと思います。

本当に良く頑張りました。音高の広い範囲のコーリューブンゲンも入試直前にはほぼ完璧。 毎回とても厳しいレッスンでした。ご両親以外の人にこんなにしかられたことは今までになかったんじゃない?いつも元気良く「ハイッ」って返事して泣き言ひとついわずに頑張りました!

おめでとう! 最後まで諦めずに偉かったね!もう少し受験まで期間があれば、声楽科を受けられたのですが・・・でも大丈夫!付属高校の先輩にも総合で入学して、在学中に頑張って声楽科に転科できた生徒がいますから。自分でも分かっているように音楽の勉強はまだまだこれからですが、東京音大の付属高校に入学し、元来の明るさで前向きに進んで行くと先生は信じています。頑張りましょう!

鹿児島高等学校卒・琉球大学卒

【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】益満 義幸 君

初めてお会いしたのが、2006年9月4日。武蔵関にあるご自宅のレッスン室でした。「それでは来週もいらっしゃい」、この世界への最初の一歩でした。私は、自分は歌がうまいのでは?と勘違いしがちな普通の素人ですので、秋山先生の細やかで正確なご指導には毎回のレッスンが衝撃でした。あっという間のその一年後、大学受験のお話をいただきました。老後も約束されたような安定した米軍基地での仕事があったからこそ始めたレッスンですが、状況は逆です。その仕事をやめ、大学中心の為に職を変えなければなりません。悩みました。でも今思えば、こうした挑戦をしたくて3年前沖縄の基地から神奈川の基地への転属願いを出したのかもしれません。ここにこうして体験談を書かせていただくということは、そうです。声楽演奏家コースで頑張る決心をいたしました。 合格したのがまだ信じられません。受験対策を引き受けてくださった奥様の佳子先生は大変だったと思います。まったくゼロのおじさん(わたくし歳はかなりいっております)に一年で叩き込まなくてはいけませんでしたから。でもほんとに叩き込んでくださいました。厳しく、しかも楽典、ピアノ、新曲、聴音、コールユーブンゲンまんべんなくです。どれか一つでも極端に悪いと合格できません。本当に感謝しております。秋山先生の声楽実技も受験対策となるとさらに厳しくなりました。ベルカントの呼吸法は頭では理解できても、体得するのには時間がかかります。先生はこの呼吸法を繰り返しご説明してくださいます。自分では分かったつもりですが、正しい呼吸法を維持するのはとても難しいです。覚えが悪い(歳のせいではないと思いますが)のではなく、誰でも体得するには訓練が必要なのです。2年たってなんとか合格できましたが、ベルカント呼吸法はまだまだ訓練を続けなければなりません。(先生、大学でもよろしくお願いします)秋山先生ご夫妻のお力があってこそ、声楽演奏家コースに合格できました。お二人にタッグを組んでもらって教わることができるなんて、全国でもそうそう見つからないのではないでしょうか?私は、とてもラッキーだったのかもしれません。

おめでとう!!! ホントよかったー! ソルフェージュ、ピアノはギリギリ間に合いました。この一年でソルフェージュ力は相当ついたと思いますよ。 ソルフェージュは演奏を助けますから今後も頑張って勉強してください。ピアノもね。

声楽演奏家コース合格、ほんとうにおめでとう! 合格発表であなたの流した涙は、真に人生を掛けて報われた者が心から溢れ出る喜び、でしたね! この歳で人生の方向転換をするのはかなりの決断が必要だったと思います。先生も今でこそ声楽家の端くれになれましたが、あなたと同じ人生の決断を何十年か前にしました。 それがどんなに苦しく不安なものか良く知っていますので、あなたには必要以上の厳しさでレッスンに臨みました。それで辞めてしまうのであれば、その方がこれからの大変な道程を乗越えて行くことなど到底不可能なので、あなたの為だと思っていたからです。 でも今は、本当に良かった!喜びを満喫して下さい。 ほんとうに大変なのはこれからですから・・・  男はツライ!家族を守っていかないといけないからね!ファイト!

横浜市立大学卒

【東京音楽大学 声楽科合格】鈴木 みどり さん

高校生のときからずっと声楽をやりたいと思って、何度も諦めるべきだと言い聞かせてきました。ところが大学三年になってウィーン大学へ留学したときにその思いは憧れから確信へと変わりました。このままでは一生後悔すると思ったのです。そのときに、秋山先生方に出会いました。大学に在学しながら、受験の準備をし、また一方では働かなくてはならないといった日々が続き、最初からその覚悟はしていたものの、何度も諦めかけました。思うように練習ができず、またその間体調を崩したりして、「体調管理も演奏家の立派な仕事なんだよ」と先生から聞いた言葉はずっしりと重くのしかかりました。ますます自分は声楽に進みたい人間としては失格なのではと思い自分を責めました。しかしそれでもやりたいと思う気持ちは変わらず、思いつめて窮地に達したときに思いの丈を佳子先生に打ち明けたときがありました。このとき先生がおっしゃってくださったことが励みとなって、このときを境に私の中の何かが変わり始めました。冬期講習会のときには、実技・講義要綱を手に取ったとき、「ここには私が学びたいことが山ほどある!」と胸が弾みました。もはや最後は必ずここに入学したいという思いしかありませんでした。入試前最後の練習となったとき、隆典先生が「始めた頃と比べて大分声が出来上がってきたね」とおっしゃってくださったことはまたとても嬉しくて、入試前の景気づけとなりました。秋山先生方のおかげでここまで来られたと思います。本当に御指導ありがとうございました。今回を新しい一歩として更に成長していけそうな気がします。

おめでとう! 約一年で受験の準備をしました。とても計画的に着実に進めましたが、他大学の四年生という二足のわらじでよく頑張りましたね。後半は卒論も大変だったでしょう。本当に頑張り屋さんです。息もつかず突っ走った一年でしたね。また今年から大學1年生。でも、時には息抜きすることも忘れないでね。

彼女は横浜の公立大学でドイツ語を学び、留学の機会に本場の音楽に触れて、思いが噴火したのですね。先生もみどりちゃんと同じく、昔ある演奏会を聴きに行き、人生の転換を決意しました。あなたから、何年掛かっても良いから音大に入りたいと聞き、「それはダメ!」と言いましたね。1年で入る覚悟でなければ、絶対途中で挫折してしまうし、まあいいかとサボり癖も付いてしまうと思ったからです。実際、大変でしたね。体調を崩しながらも、レッスンを休まず良く頑張りました。なかにはちょっとの事でレッスンを休む学生もいますが、やはりそういう子は合格しません。でも、冬期講習会や発表会と卒論が重なり、ついに電車の中で倒れてしまいましたね。それでもみどりちゃんは、挫けず最後まで頑張り続けたのは立派でした。そして最後の1ヶ月の追い上げは見事でした。特に入試当日の落ち着いた演奏は、審査をしていて感心しました。今までで一番良い出来でした。教育を併願するのを忘れて(もしかしてわざと?)崖っぷちに立ったのが良かったのかもしれませんね。一般大学で4年間勉強し、また今春から4年間音大で勉強できる、幸せなことですね。学生でいられる喜びを噛み締め、しっかり精進しましょう!

学習院女子高等科卒

【東京音楽大学 声楽科合格】山田 裕香 さん

私は秋山先生ご夫妻のもとで、約一年間、音楽の勉強をして参りました。 初めは、発声において右も左もわからず、悩むことが多々ありましたが、先生の丁寧なレッスンのおかげで少しずつ声が出るようになり、歌う楽しさを改めて感じることができるようになりました。また聴音やピアノも初心者だった私に、佳子先生は一から熱心にお教え下さいました。 試験本番は緊張致しましたが、先生の直前までのレッスンのおかげで、合格することができました。今は嬉しい気持ちでいっぱいですが、まだまだ未熟な私ですので、これから更なる目標へ向けて努力して参りたいと存じます。 本当にありがとうございました。

おめでとう! 最初はソルフェージュは新曲視唱で受ける予定でしたが、後半、聴音がとてもよく取れるようになったので入試は聴音で臨みました。直前では入試のレベルをはるかに超えていました。本人はあまり自信がなかったようですが・・・自信をもって入学してください!

夏期講習会あたりから、突然声が出始めましたね。コントロールされたラッコリエレ(集中)した声ではありませんでしたが、先生は可能性を感じました。 もちろん何もせずに突然出る訳はないので、それまで先生が要求した難しい呼吸法やフォームを毎日少しずつ、こなして行った結果だと思います。 あなたは、かなり負けず嫌いの努力家ですので、その後見る見る上達しました。冬期講習会を過ぎ、発表会の演奏を聴いて先生は声楽演奏家コースを受けても良いかなと感じました。 今回は残念ながら、後一歩というところで声楽科になってしまいましたが、これからまだまだ伸びていくと思います。 努力を惜しまず真摯な姿勢は大変好感が持てますので、頑張りましょう!

川村高等学校卒

【東京音楽大学 声楽科合格】滝村 彩美 さん

私は高2の秋から、秋山先生のもとで声楽を教えて頂きました。歌のレッスンではいつも固まってしまい、思う様に声が出ない時もリラックスして歌える様にご指導下さいました。ソルフェージュも全く初めてでしたが、佳子先生に丁寧に教えて頂き、直前には聴音の特訓もして下さいました。試験当日には声楽もソルフェージュもおそれず、精一杯臨むことができました。東京音楽大学で過ごせるこれからの4年間を大切にします。隆典先生、佳子先生、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。

おめでとう! ソルフェージュもピアノも楽典もとてもバランスよく出来ました。一見おっとりしてますが、まぁ中身もおっとりしていますが・・・精神的に芯が強く均整がとれてるのだと思います。それがあなたの一番いいところですね。彩也夏ちゃんと裕香ちゃんと三人で、ぶっつづけ3時間の聴音特訓も良く頑張りましたね。でも、楽しかったでしょう?

彩美ちゃん・・・最初、音大の声楽科行きたいと相談受けたとき、正直言ってかなり難しいと先生は思いました。歌が好きと云うわりには、声は出ない、高い音も全然・・・ これは何とかしないとと考え、まさかの地声落とし作戦を始めました。普通はその逆の地声を頭声に導いて行くのですが、彩美ちゃんの場合は緊急処置を施しました。 そして、次第に声帯も合わさるようになり、喉も開きメゾソプラノとしてなかなか立派な声に育ってくれました。 先生も忍耐が必要でしたが、何より本人自身の努力と焦らない性格が良い結果を生み出したのだと思います。でも忘れてはいけないのは、彩美ちゃんのご両親の理解と応援があっての事だと思いますよ! お父さんに至っては娘の進みたい道の歌やオペラなど、一緒に興味を持って聴いたり、先生のオペラに足を運んでくれたり、なかなか出来る事ではありません。先生にも娘と息子がいますが、彩美ちゃんのお父さんを見習わないといけないな~! 今まで女子高で純粋培養されて来たので、大学では色々な人と出会い、色々な物に触れて自身の歌の栄養にして下さい。おめでとう!

日本大学第二高等学校卒

【東京音楽大学 音楽教育・実技専修合格】大丸 敦子 さん

私は高1の春から、佳子先生のもとで声楽を始めました。最初はただただ歌うのが楽しくて、レッスンをしていました。進路を決めて専門的なレッスンを始めたのが、高3の4月。初めてすることも一杯で、自分の出来なささに滅入ることも多々ありましたが、この1年は充実していて、とても早く過ぎて行きました。本番は緊張しすぎて、失敗も多かったですが、合格出来てとても嬉しかったです。ここまで来れたのも、隆典先生、佳子先生のご指導のおかげです。本当にありがとうございました。大学でも更に勉強していく所存ですので、これからもよろしくお願いします。

合格おめでとう! 私もホッとしましたよ。あなたは今年の「一番ハラハラさせたで賞」です。でもよく頑張りました。とても明るく素直なお嬢さんですが、性格がいいだけでは大学に入れませんから、レッスンも随分厳しくなりました。いつも明るく元気に振舞っていましたが、何度も乙女心は傷ついていたかもしれませんね。怒っていてもなにか笑いを誘い出すようなあなたのおおらかな性格は最大の長所だと思います。これからも頑張ってね!

残念ながら声楽科は落ちましたが、見事に教育科実技専修に合格しましたね。レッスン中も普通の生徒なら、泣き出したり、諦めてしまったりする場面でも、敦子ちゃんはあっ気らかんとしていましたね。佳子先生も書いていますが、その性格があなたの長所であり、短所でもあります。出来なくても諦めない、でも危機感もない・・・・やはり、これではなかなか進歩はしませんよ。はらはらしてたのは先生達だけだったのでしょうか・・・・?大学に入ると更にのんびりしてしまいそうな気がします。自身を律して是非、前進してください!

青山学院高等部卒

【お茶の水女子大学大学院 音楽表現学コース合格】須藤 ゆず子 さん

4月からお茶の水女子大学大学院の人間文化創成科学研究科、比較社会文化学専攻、音楽表現学コースに進学します。お茶大の学部4年間の間は勉学、歌、バイト、サークルとお茶大の三大忙し学科を思う存分堪能し、あっという間に過ぎて行きました。4年間で最も印象的だったのは3年次に文化祭で上演する音楽表現コースの有志によるオペラ「魔笛」でした。私は夜の女王役で、2日間の公演をなんとか歌い演じ切ることができました。この時ほど隆典先生に感謝したことはありませんでした。夜の女王を歌えたのは99パーセント先生のおかげだと言っても過言ではありません。3年の終わりに就職するか大学院を受けるか迷った時も親身になって相談に乗っていただき本当に感謝しています。やはり声楽を続けたいという気持ちが強く、大学院を受けることにしました。4年の冬頃から卒論、院試、卒演と怒涛のように追い込まれていきましたが、どれも手を抜くことなく頑張れたと思います。また、卒演で取りを務められたのも隆典先生のおかげ以外の何物でもありません。大学院に進んで、2年の猶予期間の間に声楽も勉学もますます頑張っていきたいと思っています。そして大学院を修了したら留学したいと考えているので語学もしっかりやっていきたいと思います。これからもご指導よろしくお願い致します。

大学院合格おめでとう!まさに怒涛の4年間だったと思います。しかし、ついこの間、大学合格の体験談を書いて貰ったと思ったら、もう大学院!早いですね。音大では4年間ダラダラと過ごしてしまう学生が多い昨今、ゆず子ちゃんの進歩には驚きました。元々が努力家ですが、お茶大という環境も良かったのですね。声楽のレッスンでは、毎回少しずつ段階を上げて行くこちらの要求する課題を、良く吸収し、こなしていました。出来ない時は相当悔しそうでしたね。でもそれが自身を磨く原動力なのです。「魔笛」の夜の女王役のレッスンの時は毎回が戦いでした。本当に連日の2公演で歌いきれるのだろうか?先生も不安でしたが、立派に演奏できましたね。これを乗り越えたことで、またひとつ上のテクニックを身に付けることが出来たと思います。公演直前には、衣装や舞台装置を作ったりで大道具、小道具、さらにスタッフの仕事もこなし、大変な忙しさに泣いていましたね。うちの大学の学生達に、はたしてそんな根性があるかな?また、イタリアオペラ・歌曲はもちろんのこと、日本歌曲、ドイツリート、フランス歌曲・オペラと広範囲の勉強をし、4年次のオペラでは「フィガロの結婚」のコンミスまで務めてしまう、まさに驚きの才女ですね。卒演では難曲中の難曲「ルチア」の狂乱の場をトリで演奏し、4年間の成果を発揮しました。大学院に進み、まだまだ伸びていくと事と期待しています。ちょっと褒めすぎた嫌いがありますが、ゆず子ちゃんの向上心には、この賞賛の価値があると思います。更に頑張ってください!

山形大学院卒

【東京音楽大学・大学院 声楽科・オペラ研究領域合格】新井 健士 君

私は、様々な本や資料、インターネットなどで発声に関して調べていました。そしてついに秋山先生のホームページを発見し、ベルカント発声の項目を見た時、直感で自分に合っている発声はこれだ!と思い、胸が熱くなったのを今でも覚えております。すぐにでもレッスンを受けたいと思いましたが、果たしてレッスンしていただけるのだろうかという不安もありつつメールしました。しかしそんな不安とは裏腹に、温かいお返事をいただきましたこと今でも嬉しく思っております。一回目のレッスンでは、自信を持っていた腹式呼吸が胸式呼吸だと指摘され(今ではとても恥ずかしいことですが・・・)、さらに喉声ではないと思っていた自分の歌声を喉声だと指摘され、最終的には私自身はバス・バリトンだと思っていたのに対し、パッサージョを見ていただいた所、ハイ・バリトンかテノールだと言われ、もうその時は本当に身も心もボロボロでした(苦笑)しかし、その時のレッスンで指導していただいたことは私にとっては目から鱗で、うまくなりたい一心から先生について行くことを決意しました。東北からレッスンに通っていた私は、金銭的な問題から月2回程度しかレッスンに行くことはできませんでしたが、それでも一回一回がとても充実したレッスン内容で、最初は今までの発声の癖が全く取れなくて苦しかったのですが、半年程経った東京音大大学院の受験の頃にはやっと力も抜け始め、高音も楽になり、以前は一曲通すとだんだんと支えが胸の方にいってしまい最後まで歌うことの出来なかった曲も、歌えるようになってきたのでとても嬉しく思いました。そして先生の熱意あふれるご指導のおかげで受験も合格することができ、これでやっとスタートラインに立てたかなと思っております。まだまだ課題は山積みで未熟者ではありますが、これからも一瞬一瞬努力することを忘れずに、より一層精進していきますので、今後ともどうかご指導よろしくお願い致します。

大学院合格おめでとう!ベルカント唱法は日本全国に留まらず、海外からも習いに来る生徒達が増えています。飛行機や新幹線で来れる生徒はまだ恵まれていますが、夜行バスで何時間も掛けて、東京のスタジオにレッスンに来る生徒は大変な労力だと思います。新井君もそんな学生の一人でした。早朝に東京に着きレッスンまでの時間を潰して、また夜にバスに揺られて帰るというほぼ2日掛かりの行程をこなしていました。ところで、彼は面白い程ベルカント唱法に出会う前の僕にそっくりで、軽く明るい声を持っているにも拘らず、重く暗く歌っていました。良く声帯がなり、立派な声の歌い手が陥りやすい落とし穴ですね。そして彼も書いてある通り、僕もイタリア人の先生に同じ事を言われ、大変なショックを受けました。最初僕は、全面的には信じられず半信半疑でその先生のレッスンを受けていましたが、彼は感心することに、最初から素直に僕の忠告を受け入れ、一回一回驚く程進歩して行きました。 彼の柔軟な資質がそれまでの固定観念に囚われず、新しい方向性に懸けて行った結果が今回出たのだと思います。彼にとって東京音大大学院は二つ目の大学院ですが、わが校ほどスタッフや設備に恵まれ、至れり尽くせりの大学は他にありません。しかしそれに甘んずることなく、自分に厳しく、益々前進されることを期待しています。

ローマ聖チェチーリア国立音楽アカデミー

【ローマ聖チェチーリア国立音楽アカデミー合格】栗原 亜希子 さん

私は、秋山先生に師事して約4年間、ゆっくりとしたペースで勉強を続けてきました。そんな私にも、先生は辛抱強くご指導くださいました。秋山先生の丁寧な、そして適確なご指導のおかげで、念願だったイタリアの音楽学校に入学することができました。本当にありがとうございました。

やっと夢がかないましたね! 4年かけて、自分の目指すべき道を確実に歩いてきました。イタリアでの生活は大変なこともたくさんあると思いますが、歌を勉強するには最高の環境ですから、一日一日を大切に充実した毎日を送ってください。